黒い白人バッパーDave Schildkraut
セッションのネタ仕込みで、久々のMilesの"Walkin'"。ボクは"Walkin'"って、頭の2曲が大仰でどうも苦手で、ずっと避けてましたが、3曲目の"Solar"以降は別物ですね。やはり名盤。そして"Solar"を久しぶりにマジメに聴いてみて、ビツクリ。このアルト誰よ?パーソネルを確認してみると、デイブXXXって誰やねん。デイブ・シルドクラウト?シルクラウト?恥ずかしながら知りませんでした(デビッド・シルビアンならよく知ってるけど)。こんなアルト吹きがいたんだ〜。
The Miles Davis All Stars: Walkin'
- アーティスト: Miles Davis
- 出版社/メーカー: Ojc
- 発売日: 1991/07/01
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
デイブ・シルドクラウトは、キャノンボール・アダレーばりの凄腕バリバリバッパー。こんなにイカしてるのに、なんてマイナーなんでしょう。"solar"では程よく枯れたアルトが時に華麗にブロウ、時に炎のような速射砲炸裂!キャノンボールの枯葉を彷彿とさせます。
- アーティスト: Cannonball Adderley,Sam Jones,Hank Jones,Art Blakey,Miles Davis
- 出版社/メーカー: Blue Note
- 発売日: 1999/02/04
- メディア: CD
- 購入: 8人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (62件) を見る
名前からするとドイツ系なんでしょうか。名前的にはかっちりとした緻密なプレイを想像させますが、ノリは真っ黒です。ラストの"love me or leave me" のプレイなんて、コニッツばりのバップフレーズ数珠つなぎ。でもコニッツと違って黒い。wikiでみるとパーカーの模倣とかコルトレーンやコニッツの影響も、なんて評価されていたようで、ちょっと可哀想ですね。
- アーティスト: リー・コニッツ,ソニー・ダラス,エルヴィン・ジョーンズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
リーダー作は"Live at Clifton" "Last Date"なんてのがあるようですが、もはや廃盤のようでアマゾンでも中古高値。You Tubeにアップされてる"Live at Clifton"での"Cherokee"や"All the things you are"の演奏なんかは、ちょっとSheets of Soundでコルトレーン的な感じも。色んなミュージシャンの影が微妙に感じられてしまうところが、この人の限界なのかな〜。でも"Walkin’"でのプレイは文句なしの秀逸プレイ、新しいアイドルに出会えた、想定外のまさにGreat Encounter !