songemen gemenson mensonge

サックスと日常と非日常の記録

民進党 解党、次の展開は。

前原氏としては珍しくクリーンヒット。というよりも民進党としては小池氏が希望の党を立ち上げた段階で完全に詰んでいた。必然の結果としての解党、希望の党への合流である。纏まらないことがお家芸民進党も、最早揉める力もなく解党のを道を選んだ。

当初、自民党に対峙する力はない前原民進党は、自民との二極構造を作り出すために、かつて自ら民主党から叩き出した小沢自由党と連携し野党結集の旗印を立てることを模索していた。これとて対自民党の対抗勢力としてはあまり迫力に欠け、国民の期待値が無いに等しい民進党の壊滅は免れない状況だったが。そこに希望の党が登場した結果、その選択肢も潰えた。本来第三極である希望の党の期待値の方が圧倒的に高く、第ニ極であった民進党は、自民党への対抗勢力として舞台に立つ権利すら失った。

今後の展開としては、改革保守の踏み絵旗の下、民進党は分裂、左派は社民党と連携せざるを得なくなるだろう。結果として民進党純化され、従来よりは統治しやすい政治集団になる。

政策争点がほぼなく、スキャンダルやイメージで、国の方向が決まる、B層戦略にぴったりの状況なので、キャスターあがりの小池氏はマスコミをフル活用して、中身はないがイメージだけよい広報戦略を駆使し、恐らく辛勝する。

前原民進党がキャスティングボードを握るには、小沢一郎氏と恩讐を乗り越えてを結び、小池氏に呑まれない戦術を駆使すること、そして過剰な自意識を抑え込み理念を推し進める政治家になること。この2点が要諦。