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サックスと日常と非日常の記録

富士吉田 吉田うどん「たけ川』

念願の「吉田うどん」にチャレンジ。先日、日テレの「ケンミンショー」で取り上げられていた「たけ川」というお店へ。中央道の河口湖ICを出て、右(スバルライン方面)へ進み、側道からスバルラインを右折(河口湖駅方面)してほんの少し走ると、左手に田舎の国道沿いによくある小さな飲食店街が出現。緑色の屋根の飲食店街の中の一軒がお目当の店、手打ちうどんの店「たけ川」。
朝10時半のオープンと同時に入店。店内は案外広く、座敷席に4−6人用のテーブルが10台程度。
お姉さんが手際よく客を捌く。水はセルフ、代金は座席での注文時に先払い。
「肉うどん中」と「肉つけ中」をオーダー。2分くらいで、すぐ登場。お出汁は関西風うどんとは明らかに異なる黒い醤油出汁。トッピングは、なぜか茹でキャベツの千切りと桜肉を炊いたもの。そして注目の麺は極太乱切りで一本の長さは40センチ超という代物。なんともパンチのある一品。
さてお味の方はというと、出汁は見た目とは裏腹に意外とさっぱり。麺は腰が強いけれど、さぬきののどごしの良さとは異なる次元の食べ物で、もはや小麦の固まりといったところ。なんとも不思議ではあるものの、素朴な味わいでなかなか美味。
「うどん」というよりも、むしろ「ほうとう」や大分の「だご汁」という感じ。
テーブルの上には、揚げ玉、辛みそ、そしてギャバンの山椒などが並ぶ。辛みそはほんの少しでも十分すぎるほど辛いけれどクセになる味。どんどん追加して行くと、やがて醤油味のお出汁が、ピリ辛の味噌スープに味変し、かぎりなく「だご汁」に近づく。ユニークな一品。